全部のセリフを喋ったといいつつパートボイスなのはどういうこと

https://www.famitsu.com/news/201905/03174243.html?page=2
――“技術的なもの以上に大きな変化”、とは……?

寺田 3Dの後方視点に変えたことで、主人公が画面内につねに描かれるようになったのですが、それによって主人公も全部のセリフをしゃべらないといけなくなったんですよ。

――プレイヤーの目から姿が見えるようになったので、主人公もしゃべらないと違和感が出てしまう、と。

寺田 その通りです。だから主人公のぶん、さらにセリフをしゃべらせなければならないし、3Dモデルの演技も用意する必要があるので、作るほうも労力が倍以上になりました。

大坪 主人公の神山を演じる阿座上洋平さんもかなり苦労されたと思います。
ご本人もコメントで「声優人生でもっともセリフ量が多かった」と触れられていますが、神山は主人公なので基本的に全シーンに登場し、セリフも単純計算で各ヒロインの5倍になりますからね。
定番の「帝国華撃団、出撃せよ!」のセリフも、何十回叫んだことか……。

――これまでの主人公だった大神や新次郎は、バトルやムービー以外はほとんど文字だけでボイスはあまりありませんでしたからね。

大坪 しゃべることによって、より感情移入しやすくなったことも大きいですね。
神山は、見た目は少し“いま風”というか、クールに映るかもしれませんが、プレイヤーの選択によって二枚目にも三枚目にもなり得る、柔軟なキャラクターにしました。

寺田 多くのユーザーから愛された大神たちとはタイプは違いますが、神山もおもしろい男なんですよ。
恒例のモギリだけではなく、今回は劇場の宣伝係みたいなこともするのですが、神山がどうやって宣伝をするのか、というところにぜひ注目してください。
また、選択肢を見ると、コミカルな展開のほうが多いんじゃないかというくらいになっています。