ようこそ我が二世よ
これから語られることは淫夢の歴史でもあり、また私の野球人生の歴史でもある。
私の二世が訪れた日のためにこの記録は残されたのである。

私はこの下北沢から遠く離れたサッカー部員であった。
ところが
疲れからか不幸にも黒塗りの高級車に追突し車が故障してしまったのだった。
しかし当時の下北沢には車を治す技術力はなく仲間の助けを待つだけだった。
しかし仲間も私からの連絡がとだえ私が黒塗りの高級車に追突したのが分かってもこれでどこにいるのか分からぬ
そこで私は仲間のためにホモビデオに出演しようと考えた。

次に私は立教大学の監督に近づいた。
立教監督は私の不思議な力を恐れおののき私の頼みを聞いてくれた
立教監督の協力によりドラフト1位指名が決まった。
この知名度ならばかならず私の事を見つけてくれる。

しかしその期待も一瞬にして消えた。
当時の野球関係者はスキャンダルへの知識がゼロで
週刊誌への不注意からたまげてしまったのだ。

私はすべてを諦めメジャーリーグへ移籍することにきめた。
しかし私は幸福ではなかった。私とノンケとの間にはすべての事に差がありすぎた。

そしてもうひとつの心配があった。わたしの出演したホモビデオを誰が使うかということだった。
きっとこのホモビデオを使うものが下北沢を思うままにするだろう
そこで私は考えた。私の子供が子供を産みその子供がまた次の子供を生む
810年、893年、114514年とかかるうちにきっと私と同じドラフト1位のホモが生まれてくるに違いない
わたしはその子を我が二世と認めすべてを譲ろうと思う

ようこそ我が二世、わたしの名前は多田野数人という。
わたしは君にこのホモビデオの全てを与えよう。
それを使いスカウトマンに逆襲しようと、友人を盗撮しようと、後輩を昏睡レイプしようとそれは君の自由だ
わたしはわたしと同じ能力を持ったホモに全てを与えられることを幸福に思う。