「なんか静かですね。街の中にはビルドベースもいないし本部とはえらい違いだ。」
「ああ。αナンバーズの戦力は軒並み向こうに回してんのかもな。」
「まっそんなのもう関係ないですけどね!」
「上機嫌だな。」
「そりゃそうですよ!みんな助かるし、ミマシも頑張ってたし、俺も頑張らないと!」
「ああ。(そうだ。俺たちが今まで積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかった。これからも俺たちが立ち止まらないかぎり道は続く)」
「ぐわっ!」
「団長?何やってんだよ?団長!」
「ぐっ!うおぉ〜〜!」
「うおっ!あっ!」
「はぁはぁはぁ・・・。なんだよ、結構当たんじゃねぇか。ふっ・・・。」
「だ・・・団長・・・。あっ・・・あぁ・・・。」
「なんて声出してやがる・・・アマソ。」
「だって・・・だって・・・。」
「俺は鉄華団団長オルガ・イキマだぞ。こんくれぇなんてこたぁねぇ。」
「そんな・・・俺なんかのために・・・。」
「団員を守んのは俺の仕事だ。」
「でも!」
「いいから行くぞ。皆が待ってんだ。それに・・・。(ヒミカ、やっと分かったんだ。俺たちにはたどりつく場所なんていらねぇ。ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、道は続く)」

回想
「謝ったら許さない。」
「ああ分かってる。」

「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!だからよ、止まるんじゃねぇぞ・・・。」

「オルガ?」