>>534
明治維新は儒教の元祖の理想って感じだよなあ

【儒教】
理解するには当時の情勢を詳しく知らなければならない
政治が王侯貴族の独占物だったものが中級下級貴族が経済的に豊かになりさらに野蛮な軍人階級も豊かになりが学を身に付けた人材が出るようになっていた
ここに来て斉では政変が起き下級出身の管仲が実験を握り国力を増大させ覇者になり天下はいわば斉幕府とでもいう状況になる
周王室を圧倒した楚から新興の呉に亡命した伍子胥は富国強兵に成功しその呉を倒した越もまた下級出身の范蠡の力によるところが大きい
こういった社会状況で孔丘仲尼は新興勢力たる下級貴族などの政治参加について理論建て布教していったのである。これは特権階級たる王侯から参政権をもぎ取るという当時としては極めて過激で先鋭的な思想であった
そのための盾として周王室を神聖視し、新しいことを行うのではなく旧い因習に戻すのであるとして保守的な勢力の封じ込めを狙ったのであった
さて明治維新とは維新(維れ新た)という単語から分かるように古代日本の(あったとされていた)天皇を中心とした中央集権国家に戻すという発想であり、
幕臣やせいぜい各藩の上層部のみに許されていた参政権を下級武士に与えようという極めて儒教的なものであった
あまりこのへん解説されたことがなかったりするのよね