死んだじーちゃんが昔、誰かの結婚式のときに送った言葉を思い出した。
「堪忍袋 破っては繕え 破れては繕え」って。
つぎはぎだらけの不恰好なものでもいい、あなたとは真っ向勝負で本気で一緒に生きていきたい。
みっともない自分もすべてさらけ出して、あなたの弱い部分も全部受け入れてあなたと、この生を全うしたい。
もう私に怖いものはないよ。
だからあなたもあなた自身を許してあげて欲しい。それだけが今の私の望み。