>>878続き)
 
反省期間って、なんか、オーディエンスの気分で決まっちゃってますよね?
人気商売なんだから、そりゃそうだと思うんですけども。
ただ、不倫をしても、次の日から活動をしている人もいれば、1年間、活動が止まってしまう人もいる。
「もう、しっかりしなさいよ」で済む人もいれば、「まだまだ反省が足りない」という感じで許されない人もいる。
 
ついつい「ミソギを済ませろ」みたいな話になるじゃないですか?
これ、プレイヤー側もどこかちょっとあるんですよ。
法的に何の問題もないのに、「まだ、ミソギは済んでないよな…」みたいな自主規制が働くんです。
というのも出ていったら、タコ殴りにされるから。
 
でも、僕、こと芸能界においては「ミソギ」なんて無いと思ってるんです。
さっきの話じゃないですけど、2年経っても、3年経っても、叩かれる人は叩かれて、
「まだ復帰は早い」とか言われるし、一方で、一日で復帰する人もいる。
 
それって、結局、「それでも価値を生んでいるかどうか?」だと思うんです。
 
たとえば、大手事務所を辞めました。
今どき、大手事務所が「干す」みたいなことは難しいとは思いますが、それでも多少の忖度はあるでしょうし、
何より「大手事務所」の競合になるわけですから、そりゃ前よりかは出にくくなると思うんです。
それはそういうもんじゃないですか。
 
だけど、それでも価値を生んでいれば、取り上げざるをえないぐらいの活動をしていれば、
やっぱり、ほっとけなくなるわけで、現場復帰の方法って、「ミゾギを済ませること」じゃなくて、
「問答無用で価値を生むこと」だと思うんですね。

で、問答無用で価値を生むには、活動しなきゃいけないじゃないですか?
誰に何を言われようと、とりあえず歩き始めて、そして、結果で唸らせていくしかないですよね。
つまり、活動を再開しないと、いつまでも始まらない。
「許してもらう→活動再開」は幻想で、
「活動再開→そこそこ叩かれる→それでも結果を出す→許してもらう」が真実だと思うんです。