おとぎ町レディオ6 (近畿大学総務部長 世耕石弘氏)

アナ:
近大と西野さんと言えばスピーチ、なぜあえてリスクを?

近大:
遡ると5年前くらいになるんですけど私入学式もエクゼクティブプロデューサーをやってまして、私が担当になったときは卒業生のつんく♂で。結構話題になるんです。
入学式って8000人がひとつのホールに入るんですけど昔は学長や来賓の挨拶が長くてみんな寝ているような世界やったんです。これじゃいかんということで入学式はお金もかけて変えたんですが、ある日ネット見ていると「釣った魚には餌やらんのか」と。入学ではあれだけのことするのに卒業式では普通のことしやがってという声をたくさん見て、卒業式担当になったときに考えようと。
ステーブ・ジョブズのスタンフォード大学の伝説のスピーチの日本版をやりたいなと思って、最初に堀江貴文さんを呼んだんです。

西野:
しかも、そのときの堀江さんってまだ出所したての頃ですよね。

近大:
日本って経営者とかでも22才の子を感動させるスピーチできる人ってぱっと考えてもいないなと。これも大博打やったんです。学内でもむちゃくちゃ反対されて出席拒否する役員が出てきて。でも、結果むちゃくちゃ良くてYou Tubeで流したら100万ビューくらいすぐにきて。その後IPS細胞の山中先生とか元大阪府知事の橋下さん呼んだりしてて。今年誰にするんやって話になって悩んだときに・・・ぼくら一個ルールがあって、普通にタレントとか普通にスポーツ選手とかで喜ばすのはやめよう。異才の人物や異能の人物、何か世の中に立ち向かっていく人をまねこうと。そうすると正直、選択肢。西野さんしかいないんです。

西野:
えー、同録ください。ここだけ!