>>518続き)
 
僕が独立した理由は、「独立しないとできないことがあったから」の一点です。
 
「タレントマネジメントの会社」と「作品を作って届ける会社」というのは、
同じ「メディア」という皿の上にのっているのですが、仕事内容もチーム作りも全然違うんです。
 
吉本興業はメチャクチャいい会社ですが、
ただ「映画を作って、ミュージカルにして、ブロードウェイに持っていく」というチームじゃないんですね。
制作費を会社が出しているので「権利を握りきれない」というのもある。

ただ、タレントとして活動していくのであれば、吉本興業にいた方が絶対にイイ。

うちの場合は相方が吉本興業所属なので、僕、独立してからも、「外の人間」として、
吉本興業と何度かお仕事をご一緒させていただいているのですが、
たとえばキングコングの武道館ライブの時や、そのライブをHuluさんの方で
配信する時などの契約まわりは、めちゃくちゃキチンとしていて、
「タレントを守る」ということを徹底しているんです。
 
中にいると、こういうやりとりって見えてこないですが、
タレントを育てて、守っていく会社としてはブッチギリに良い会社だと思います。
 
┃なので、じゃあタレントの場合だったら
┃独立してまたタレント活動をしたいとか言うんであれば
┃これ絶対に事務所にいたほうがイイんですよ。
┃タレント活動するのであればね。
┃まぁ、吉本興業にいたほうがイイと思うんです。
┃吉本興業の芸人さんはですね、
┃絶対そこの方がイイと思うんですけれども、
┃僕の場合は、お金・自由みたいなものを求めて
┃独立したわけではなくて、そもそもやる事が違ったっていう。