>>643続き)

たとえば、
「Amazonで2000円で売られていた『えんとつ町のプペル』が、近所の本屋では2200円で売られている」
この場合、どっちで買った方が、自分の取り分が大きいか?

値段だけ見るとAmazonで買った方がお得だけれど、
近所の本屋さんはウチの店にもチョコチョコ来てくれる(お金を落としてくれる)。
原価とかはこの際一旦無視して、この時、本屋さんがウチの店で2000円を落としてくれたら、
実質、200円で『えんとつ町のプペル』が買えたことになって、価格でいうとAmazonの10分の1。
どう考えたって、値段が高い近所の本屋さんで買った方がお得です。

この辺の議論って、僕たち、あんまりやってなくないですか?

たとえば、お店のオーナーさんは、従業員さんに支払った給料の使い先(使う場所)を
指定してないじゃないですか?
従業員の給料は、見込み客のサービスに使ってもらった方が(見込み客の懐をフカフカにした方が)、
お店の売り上げが上がるのに。

でも、現実問題、給料の使い道を指定することなんてできない。
「給料は○○に使え!」なんて、とても言えない。

だったら、従業員さんがお金を落としたくなるサービス(お店)を、自分のお店の近くに作ればいい。
あるいは、誰かに作ってもらえばいい。

そうすれば、グルグルまわります。