>>688続き)

■前提を変えなきゃいけない

今、「クラウドファンディングのプラットフォームを作りませんか?」
というお話しをいただいているのですが、上記の理由で踏みとどまっています。
巻物病や、リターン貧乏を量産している今のクラウドファンディングの形を、もう少し改善できないものか?と。

クラウドファンディングの設計に関しては「ちょっとは頭を使えよ」と言うことが、そもそもの間違いで、
「プロジェクトオーナー1年生は、とにかく頭を使わない」
という前提で再設計することが重要なのかなぁと思っています。

たとえば、「プロジェクトの説明文を140文字以内にする」とか、
たとえば「目標金額の設定上限を1万円にする」とか、
たとえば「リターンは御礼メッセージのみにする(=リターンは設計できない)」とか。
そういった“縛り”を付けてみる。

そうすることで、大口のクラウドファンディングは、ここではやらないだろうし、
もっと、カジュアルな「カンパ」みたいなノリになる。いっそのこと、サービス名を「カンパ」にしてもいいかも。

この時の問題として、“縛り”をつけたことによって、内容チェックの運営コストに関してはグッと下げられるけれど、
有象無象のプロジェクト申請がきて、その中には、権利を侵害するような企画が混じっていたりするので、
そっちのチェックが大変になる。
サービスとして「カンパ(仮)」を走らせるには、このあたりがネックになってくるなぁとボンヤリ思っています。

とにもかくにも、リターンが無い(リターンは御礼メッセージだけ)のクラウドファンディングが作れると、
もっと生きやすい世の中にできるなぁと思っています。

このへんは引き続き探っていきたいと思います。
また進展があれば、共有します。

現場からは以上でーす。