>>217続き)

目先の小銭を稼ぎたければ、作品の二次創作を解放して、各々が「ボトルジョージ饅頭」や
「ボトルジョージ靴下」「シン・ボトルジョージNFT」を作ればいい。
#それはそれでイイ

ただ、落ち着いて、まわりを見ていただきたいのですが、「二次創作をOKにしたDAO発のIP(キャラクター)」が、
世間一般に届いているところを見たことがありますか?
どちらかというと、DAO村の村民だけでウェイウェイやってるイメージがありません?

「DAOは最先端だから、まだまだ、その(世間に届く)時期じゃないけど、いずれ…」
と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと、
「二次創作をOKにしたDAO発のIP(キャラクター)」が、ブロードウェイの舞台や、ハリウッドの映画や、
ラスベガスのサーカスのステージに立つことはありません。

理由を説明します。

めちゃくちゃイメージしやすいところで言うと…たとえば日本の映画だと「製作委員会」という形で、
いろんな企業(日本テレビさんとか、バンダイさんとか)がお金を出し合って作ったりするんです。

お金を出した日本テレビさんの取り分は何かというと、「売り上げの分配」以外に、
「テレビ放送の際の放映権」なんですね。
「ジブリ映画に大きなお金を出す代わりに、テレビ放送する際は、日本テレビで!」という約束をするわけです。
バンダイさんもそう。
「ジブリ映画に大きなお金を出す代わりに、グッズ化する際は、バンダイで!」という感じで、
作品にお金を出すことで「グッズ化」の権利も獲得するわけです。

その際、「いやいや、この作品は、Web3のノリで、もう皆が勝手にグッズを作ってます」となったら、
バンダイさんは「グッズ化」の権利を獲得できないわけですから、作品には出資しないんですね。