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乗る船を間違えると、努力は報われない(Q&A回)
2024年02月14日

(*前説・要約)
・青森の弘前学院聖愛高校で、高校球児相手に講演会をしてきた。
・この高校は甲子園にも出ているが、青森の子たち中心で野球をやっていて、しかも元は女子校だった。
 聞けば聞くほどこの聖愛の物語がメチャクチャ魅力的。
 これ、出版社の人とか、絶対に見といたほうがいい。もう映画化の匂いしかしない(以上)

【Q】僕も西野さんのようにエンタメで世界に出たいです。まずは何をすればいいですか?
 
【A】エンタメで世界に出たいのならば最初にやることは決まっていて、
「世界に出るチームを自分で作るか、世界に出るチームに参加するか」を最初に決めてください。 
乗る船を間違えた時点で、どれだけ努力しても、世界には出れないので、まずは乗る船を決めてください。
 
当然、作り手になった以上は「自分でやりたい」という気持ちが強いと思うのですが、
「世界に出るチームに参加する=自分で好き勝手にやれない」というわけでも実はなくて、
たとえば僕が船長のように舵をとっているように見える船でも、よくよく中を覗いてみると、
各部署が正しく独立していて、そこでおこなわれているクリエイティブに僕が口を挟むことが無かったりします。
各クリエイターさんが、それぞれの持ち場の中で、チームのパフォーマンスの最大化を意識しながら、
結構好き勝手にやっています。
 
コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の美術セットには、美術さんが小さな家具や、小さな小道具を
使ってくださっているのですが、そこには堤監督や、松本プロデューサーも知らないような物語(小ネタ)が
たくさんたくさんあって、たとえば、そういう形で自分の好きなことがやれるケースってあるんです。
 
なので、「誰かの船に乗る=自由が無くなる」ということはない…ということを踏まえて、
自分で船を作るか、他人が作った船に乗るか?を決めてみてください。