>>524続き)
 
僕の場合は話すネタだけじゃなくて、書くネタも毎日用意しなきゃいけないわけですが、
そんな毎日発信できるほどのストックはありません。 
僕の仕事は、一日中アトリエに籠って、誰とも会わないどころか、何の情報にも触れない日が結構あって、
そんな日の翌朝に話すことなんて何も無いんです。
 
■発信が滞ってしまう人って、ここの整理がヘタクソで…
 
「じゃあ、どうやって毎日発信してるの?」というところなのですが、
これに関しては以前お話しさせていただきましたが……
「話し始めないと話しきることができないし、書き始めないと書ききることができない」です。
 
つまり、「何を話そうかな」と考えていたら、いつまでたっても話すネタが見つからないし、
「何を書こうかな」と考えていたら、いつまでたっても書くネタが見つからない。 
話しながら、書きながら、制限時間内に落としどころを探すんです。
 
『毎週キングコング』ってご覧になられています? 
視聴者数が49.5万人でビタ止まりしていることで有名なキングコングのYouTubeチャンネルなんですけども、
あれなんて「話し始めてから、話しながら、落としどころを探る」の最たる例で、
もし『毎週キングコング』が、収録1時間前にスタジオ入りして、
「今日は何を話す?」という事前打ち合わせをするスタイルだったら、確実に続いていません。 
話すネタなんて、そんなに無いもん。

┃だから『毎週キングコング』は、
┃カメラ回す1分前ぐらいに二人とも入って、
┃もうすぐに、「どもども~、どうですか~、最近」
┃みたいな感じで、お互い探り入れながら、
┃もともと梶原さんが話すネタがある時も脱線して、
┃全然関係ないとこで「じゃ、これを盛り上げようか」
┃みたいな事があったりするんですけれども、
┃その場で作ってるんです。