>>339続き)

■「短編映画で食っていける未来」を作ることが目的
 
さて。コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の制作に対する思いは、
これまでも色んなところで語ってきましたし、これからも色んなところで語ることになると思うのですが、
一方で、「どうやって届けていくか?」という話をする機会はあまり無いと思うので、
今日は、そんな話をさせていただきたいと思います。
 
まず、ここはハッキリさせておきたいのですが、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』は、
ブランデットムービー(企業や団体がブランディングを目的に制作する短編映画)ではなく、
長編作品を作る為のキッカケづくり(プロモーション)を目的とした短編映画でもなく、
「短編映画の為の短編映画」です。
 
短編映画でも食っていける未来を作ることが目的で、またこの規模感で作ることが目的なので、
ビジネスモデルの構築から手をつける必要があると思っています。
 
今の時代、「作品の届け方」や「予算回収の選択肢」はいくらでもあると思うんです。 
僕らはその最適解を探さなきゃいけない。 
そして、その答えは、僕らの先輩方はまだ出していません。
 
なので、「グランプリに輝いた作品の打ち出し方は映画祭側が全て決めます」という映画祭に関しては、
それがどれだけ大きな映画祭でも、エントリーはしません。

┃しないんです。
┃それだと、短編映画で食っていけるっていう
┃未来を作る事がちょっと難しそうなので。
┃我々はそういった映画祭には一切エントリーしないと。
 
映画祭でグランプリを獲ることがゴールではなくて、繰り返しますが、
「短編映画で食っていける未来」を作ることが僕らの目的です。