>>207続き
 
この状態で、どれだけ正しい情報を伝えても無駄で、ここでやらなきゃいけないのは、
たぶん「渇望させること」だと思います。
MOEKOさんを「もっと教えて!もっと聞かせて!」という状態に持っていくことですね。
 
そこで、授業中に少し横入りさせてもらって、
「演劇を作られているMOEKOさんのNFTの活用例」を提案させていただきました。
 
「舞台を作るのには大きなお金がかかります。それもあって、たとえばMOEKOさんもクラウドファンディングで
支援を募ったり、時にはスポンサーを募ったりするでしょう。 
 ただ、そこから5年後。
“あの時のMOEKOさんの挑戦”を応援してくれた支援者やスポンサーの名前を誰も知りません。 
 誰かに知ってもらうには、支援者やスポンサー自身が『5年前のMOEKOの舞台のスポンサーをしたのは俺やで!』
と5年間言い続けなきゃいけない。
 だけど、そんなことは誰もしないですよね?  
 そこで、支援者に『支援したことを証明するNFT』を贈る。
 そうすると、その人が支援したことが5年も10年も残り続けます(多くの人に知られ続ける)。
 そうすると支援が加速して、舞台にお金が集まりやすくなるでしょ?」
 
と。 

他にも、MOEKOさんの方から 
「『ウォレットは誰からでも見られる(から、その人の個性が分かる)』というのは理解できるのですが、
そもそも、他人のウォレットって毎回見に行くものなんですか?」 
という質問があったので、 
「毎回見に行くことは無いと思います。ただ、たとえばMOEKOさんの舞台で役者さんをキャスティングする時に、
Wikipediaとか、プロフィールとかをイチイチ見に行って、その人のパーソナルを調べませんか? 
『この人は過去にどんな作品に出ていたのだろう?』とか。
 そんな感じで、ウォレットは、『その人が過去に何にお金を出したのか?』を知る為に使えます。
 お金の使い道ってパーソナルそのものじゃないてすか」 
と、お返ししました。