>>762続き

「フレームのネジ穴」と「マスクのネジ穴」、そして「ネジ」という3つを(同じタイミング)
寸分の狂いもなく合わせなければいけないからです。
ライブハウスの楽屋というのは凄く狭くて(時に暗くて)、そこで、この作業をするのは至難の技であります。
#広くて明るい場所でも難しい

タケダPに「マスクにネジを通すの難しいだろ?」と聞くと、「…はい。どうしましょう」と返ってきたので、

「フレーム自体にネジを(上向きに)付けてしまって(溶接してしまって)、その“飛び出したネジ”をめがけて、
マスクのネジ穴を合わせればいいんだよ。そして、飛び出したネジにマスクの穴を入れた後に、
『蝶ナット』でネジをとめればいい」
#一気にやるんじゃなくて二回に分けてやるといいよ

…と説明しました。が、タケダPをはじめ、ほとんどの人が『蝶ナット』なんて知らないじゃないですか?
#手で締めたり緩めたりできる留め具
#見たことはあるけど名前までは知らない

なので、「これが『蝶ナット』だよ」と隣で画像を見せて、「美術さんには『蝶ナット』で伝わるので、
今の説明を美術さんにして、アップデートをしてみて」と手取り足取り。

他にも、『カジカジ』のビジュアルイメージや、バンドザウルスの攻め方、
スタッフの巻き込み方について手取り足取り…。
中には、ジェスチャーを交えて説明するシーンもたくさんあって、
この作業はオンライン(ZOOM会議)では少し難しいです。

タケダPの成長以上にバンドザウルスが大きくなることはないので、このタイミングで、
こういった時間が作れたこと(このタイミングで移動時間の多い全国講演会が入っていたこと)は、
バンドザウルスにとっては明らかにプラスです。