>>735続き

プレイヤーとそのファンが「最高だった」と絶賛した作品(イベント)でも、
「世界の平均から見ると、おままごと(井の中の蛙)」
ということは往々にしてあって、それが悪いというわけではないのですが、
それ以上は進まないんだろうなぁと思います。
(本人達がそれで納得していれば、それでいい。世界で戦うことが全てじゃないから)

ただ、僕は違います。

僕は、僕よりも大きなエンタメをする人が存在することを許してしまうのならば、
「世界に出なくてもいい」「世界と戦わなくてもいい」「中庸で結構」
といった大人びた結論に着地するのならば、25歳のあの日に
(タレントとしてものすごく売れていた時に)テレビの世界から足を洗っていなかったわけで…
やっぱりやるからにはキチンと世界で一番を獲りにいこうと思います。

そんな中、最新作『ボトルジョージ』のクオリティーは
(2024年時点の)世界基準で見てもトップレベルにあると思います。
作り手は自分達が作ったものを過大評価しがちですが、『ボトルジョージ』に関しては、
そうではなく、プロの映像屋が100人見れば100人が唸るレベルにあります。
ハッタリだと思うのならば、お近くのプロに聞いてみてください。
#ここを見誤る西野ではありません

問題は、「玄人以外にもどう届けるか?」

見事な映像を作るとついつい「この映像美を見てよ!」と
やっちゃいますが(作り手はそう思って当然!)、
ただ、多くの人にとって「他人が作った作品」は興味の対象外で、
「わぁ、綺麗!」「So cool!」みたいなリアクションはもらえるかもしれませんが、
それより後が続かない。

特に、短編アニメーションの世界では、この歴史が繰り返されてきたように思います。