>>110続き

[14:52]《舞台屋です。CHIMNEY TOWNのようにエンタメの規模を拡大していくにはどうしたらいいですか?》

・まずは作品力が大事。
 クリエイターはIKEA効果で、自分で作ったものを過大評価してしまうので、
 作品の良し悪しを決めるのはお客さんだと思ったほうがいい。

・次にお客さんに関して。
 キャパが小さい公演の場合、クリエイターやキャストがエゴサーチをしていると
 お客さんはもう分かっているので、感想はだいたい絶賛ばかりになる。
 なので、それはありがたく受け取りつつ、今後の参考には一切しない方がイイ。
 カウントしなきゃいけないのは、公演の後のお客さんの増減。
 
・その上でエンタメの規模を拡大するには、「運用」にもっと目を向けるべき。
 エンタメの規模が大きくなっていかないカンパニーの共通点は、
 短いスパンで作品を作って、結果的にたくさんのプロジェクトを生み出してる事。
 一方で、大きなエンタメを作っている人たちの基本姿勢は、
 完成までに何年も掛かるプロジェクトを、何個も同時進行させる事。
 これは似て非なるもので、1つのプロジェクトに掛けてる時間が全然違う。

・規模を大きくするには、最初から運用を見越してスタッフの座組みをしないといけない。
 それをせずにたまたまバズったとしても、それはラッキーパンチにすぎない。
 だから自分たちだけでやろうとせず、知見がある人をチームに入れるのがイイ。