>>942続き

そこで「せっかく、CHIMNEY TOWNはこんな特殊な動きをしているのだから、
“ならでは”のサービスを作りたいね」という話になり、その流れで、
たいした考えもなく僕が「僕らがブロードウェイで成功したら、
その経験を活かして、この先、日本からブロードウェイに挑戦するカンパニーの
サポートをしてあげるというのはどうだろう?」と言ってみたところ、
「…いや、たぶん、難しいと思う」と柳澤。

曰く、「プペルがブロードウェイの扉をここまでこじ開けることが
できたのは、『西野亮廣個人の突破力』が大きくて、
『仕組み』でクリアしたものではないので、つまるところ再現性が無い。
きっと『ブロードウェイの窓口』めいたものになるのが精一杯で、
『成功までのサポート』は絶対にできない。
それなのに、サービス利用者は『成功までのサポート』を期待するから、
結果的に利用者を裏切ることになるんじゃないかな」と。

まったく、その通りだと思いました。

今回のブロードウェイ戦は自分で色々と動いたので、すっごくよく分かるのですが、
プロデューサーを口説くのも、クリエイターを口説くのも、投資家を口説くのも、
どう考えても、僕以外の人間にはできなかったんです。

「いやいや、自分で自分を持ち上げすぎでしょ?(笑)」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本当にそう。

エグゼクティブプロデューサーのミーガン・アンからも
「このプロジェクトはAKIがブロードウェイ村の人間一人一人と直接会えば、前に進む」
と最初に言われて、ブロードウェイ村の住人を口説く時の口説き文句は
「AKIの可能性に賭けて!」の一点突破。
そんなこんなで今に至ります。