男性の働き方や家事関連活動に関する女性の意識もまた,重要な決定要素である。独身女性の間で,結婚に経済的な利点を感じる割合が上昇している。
また,大学卒の昭和38年以降生まれ世代の独身女性は,37年以前生まれ世代と比べて性別役割分担を肯定する割合が高くなっている。仕事と生活の調和については,女性の3分の1が家庭生活を優先したいと考えている。
さらに,専業主婦の幸福度は,正規雇用者の有配偶女性と比べて高く,世帯収入が高いほど女性の幸福度は高い。このように,男性だけでなく,女性にも男性を主たる稼ぎ手として考える傾向があることがうかがわれる。

男女共同参画白書(概要版)平成26年版
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h26/gaiyou/html/honpen/b1_s00_04.html

「夫も家事や育児を平等に負担すべきだ」、「結婚後は、夫は外で働き、妻は主婦業に専念すべきだ」、「夫婦は子どもを持ってはじめて社会的に認知される」に賛成する妻の割合は、
それぞれ80.5%、44.9%、32.1%で、第3回調査(平成15(2003)年)以降は横ばい。
http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ5/NSFJ5_yoshi.pdf