俺も四日市ジャスコ冤罪事件(2004年に発生)の記事を、当時じっくり見て本当に
胸が痛くなったよ。
本当に、人間として国民として、腹の底から怒りと悲しみがこみ上げたよ。
一番悪いのは、何の罪もないおじいさんを、狂言で泥棒に仕立てたモンスター
ウーマンだよな。そして、その女の言い分ばかり聞いて、おじいさんの無実の
叫びを無視して、おじいさんが意識朦朧としてもなお押さえつけた警官も、
殺人犯同然だよな。モンスターウーマンだけでなく、この冷血警官も、
「こんなじいさん、死んでも構わない(というより、死んでほしい)」と、
思っていたに違いない。「グル」になって、おじいさんを押さえつけた
店員ややじ馬(買い物客や通行人)も、言うなれば共同加害者だ。
おじいさんの「殺害」にかかわった者はみな、人ひとりの命なんか
へとも思っていない、人命軽視主義者・冷血動物だ。もし居合わせた
者たちに、命を大切にする人間の神経が備わってさえいれば、こんな
不条理な悲劇は、起こらずにすんだはずだ。

俺たちも、近くで女が勝手に「泥棒」「痴漢」と叫んでも、決してうのみにせずに一呼吸置いて、「本当なのか」
確かめる理性が不可欠だな。二度と何の罪もない人が罪人に仕立て上げられたり、このおじいさんみたいに「死刑」
にされる悲劇を再発させないためにもね。

それにしても、このおじいさん冤罪殺害悲劇のせいで、ジャスコや四日市に対するイメージが、すごく悪くなったよ。