2016.03.30.
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新宿署、痴漢冤罪めぐる証拠隠蔽・改竄工作が発覚…違法捜査受けた男性は直後に死亡文=上田眞実/ジャーナリスト.

【この記事のキーワード】冤罪, 痴漢, 警察.

信助さんの遺影を抱き控訴の意志を弁護団に伝える原田尚美さん
「原告の訴えを棄却する。裁判費用は原告の負担とする」

 3月15日午後1時10分、東京地裁709号法廷に小海隆則裁判長の抑揚のない声が響いた。
その瞬間、傍聴席は水を打ったように静まり返った。5年をかけた母親の願いはわずか1分
で打ち砕かれた。

 09年12月10日午後11時過ぎ、転職先の職場の歓迎会を終えて帰宅を急いでいた原田信助
さん(当時25歳)は東京・新宿駅構内の階段で酔客らにすれ違い様いきなり殴りかかられ、
階段から引き落とされる。さらに男性らは馬乗りになって信助さんの頭を床に打ち付けた。
「階段ですれ違い様に痴漢された。お腹を触られた」という女性の一声で騒ぎに駆けつけた
駅員からも暴行を受け、信助さんは警察に助けを求めて110番通報する。しかし信助さんを
待っていたのは、「痴漢の容疑者」としての取り調べだった。

携帯電話の充電が切れるなどの不運が重なり、信助さんは外部との連絡が取れないまま、
新宿西口交番で1時間半にわたり取り調べを受ける。外部との連絡を認めない取り調べは
「逮捕・監禁状態」であり、違法捜査そのものだ。信助さんは警官から「新宿署へ行け
ば電話を貸す。あなたの話を聞くから」と新宿署へ連行された。
 しかし、信助さんは新宿署でも徹底的に痴漢の被疑者としての扱いを受ける。刑事は
所持品検査や指紋押捺を行い、信助さんが拒否しているにもかかわらず無理矢理に全身
写真を撮るなど、人権を無視した違法捜査を行った。これらはすべて信助さんが所持して
いたICレコーダーに記録されている。

↑平成20年代という現代社会で、しかも身近な都心でこんな理不尽で不条理な痴漢でっち
上げ、人権侵害事件が起きるとは、背筋が寒くなるし人として国民として絶対許せない!!
原田さんは、無実の罪で死刑にされたも同然だ!!!お母さんが、あまりにも不憫だよ!!