性差別の問題は女性の抑圧という視点から論じられ、
男性論は聞かない。現代は男性こそが抑圧されている。

男性は女性に比べてより過酷な仕事につくことを要求される。女性は結婚により家庭に入るという選択肢もあるが男性にはほぼ用意されていない。

デートにいくときは男性が支払うことが期待され、結婚生活においても男性が支える考えが一般的であるため、男性は自分の意思に反してでもきつい仕事にしがみつき、ストレスと過労から健康を害することになる。

さらに、女性をエスコートし、誘い、性的関係を迫るのは男性であるという文化的コードがあるために、男性は常に自ら危険な交渉を買ってでなければいけない。

そのプロセスでセクハラ、レイプといった嫌疑をかけられる。

そうした生きづらさが、男性の平均寿命の低さに表現されているのだという。