「結婚」という言葉から連想される言葉を自由回答で挙げてもらい、最初に書かれた第一想起の割合を縦軸にとり、挙げられた言葉の順序から言葉の連想関係を矢印で示した。
1974年以前初婚層は「家庭」の第一想起率が圧倒的に高く、家庭が結婚の根本にあることが分かる。また、「家族」や「安定」「義務感」といった言葉は、「家庭」から連想される存在であるといえる。
一方、2005年以降初婚層を同様に可視化したところ、「家庭」の存在感は低下し、代わって「幸せ」の想起率が上昇した。「家庭」は、「幸せ」から連想される従属的概念となっている。
また、1974年以前と比較して、「家族」「家庭」などの家族生活に関する概念や、「結婚式」に代表される個人の結婚概念が存在感を高めている。
http://www.gmo-research.jp/4502.html