口頭での発音の場合、「お・と・こ」、「お・ん・な」でどっちも3モーラ
「だ・ん・せ・い」、「じょ・せ・い」で4モーラと3モーラで、労力の点では
「おとこ」と「じょせい」って同じになってしまうんだよな
人間、ついつい、楽に発音しようとする傾向があるんで
4モーラの「だんせい」より、3モーラの「おとこ」を選んでしまいがち
ならば、「おんな」の3モーラにすれば対等なんだけど
「じょせい」も3モーラだから厄介なんだよな

文字にした場合、「だんせい」と打ち込む場合、ローマ字入力だと
「dansei」と6回なのに対し、「じょせい」は「josei」と5回で済むので
2回も指の動きが少なくて済んでしまうので、「女性」と打ち込むのは簡単だが
「男性」と打ち込むのは面倒というエネルギー消費の問題が出て来る
また、「おとこ」は「otoko」と5回だが、「おんな」は「onna」と4回なんだけど
「ona」とか「onnna」とか「n」の打ち込み回数でミスって誤字修正の経験したことあると思うが
「ん」の打ち込みが案外面倒だったりするので、間違えにくい「女性」に逃げてしまいがち

そういう音韻構造の問題も、「男/女性」表記の裏に隠されている気がする