6カ月の長男を殺害した疑い、22歳母親を逮捕 奈良
2017年3月31日19時09分

 生後6カ月の長男を殺害したとして、奈良県警は31日、母親でアルバイト従業員の石川祐佳容疑者(22)=同県川西町結崎=を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「私はしていません」と、容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、石川容疑者は28日午前9時〜午後4時ごろの間、自宅で、長男の耀(ひかる)ちゃんの胸や腹を何らかの手段で圧迫し、殺害した疑いがある。

 石川容疑者は耀ちゃんのほか、警備員の夫(33)と長女(1)、石川容疑者の母親(52)と妹(18)の計6人暮らし。事件当時、屋内には石川容疑者と耀ちゃん、長女の3人しかおらず、帰宅した母親が居間で仰向けに倒れている耀ちゃんを見つけ、119番通報した。耀ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認され、司法解剖の結果、死因は窒息死とみられる。

 県警は今年1月22日、虐待の可能性があるとの通報を受けたが、耀ちゃんに外傷はなかったことなどから「緊急性はない」と判断。25日に県中央こども家庭相談センター(児童相談所)に通告していた。児相によると、当時住んでいた同県三宅町が「要支援ケース」と判断していたという。

http://www.asahi.com/articles/ASK3061JKK30PTIL02N.html