>>901
久真八志(くまやつし) @okirakunakuma  返信先: @fuyu77さん

まとめると、一つ目のポイントについては私と環さんでフェミニズム観の違いがあり、私の方は
悪い意味での偏向とは判断していない。(問題点だけを取り上げて批判するのは偏向と言え
なくもないですが、批判の手順としてNGではないので。ありもしないことを事実かのように書い
たらNGですが)

二つ目のポイントは、その解釈は私としては納得できないという感じですね。制作者自身が長く
信じてきた思想の危機を描いている作品を、制作者の思想がはっきりしないからと批判する
のは軸がずれているように思います。

「作者の思想がはっきりしないから批判している」と書きましたが、環さんの意図とは違うかもと
思いました。環さんのおっしゃる「思想性」「主体性」について理解できているか自信がありません
が、もし思想がはっきりしない様を「思想性のうすさ」「主体性のなさ」と表現しているならば、です。

以下蛇足ですが、私は監督とフィーリングが合っているのだと思います。フェミニズムを信じつつ
も一部というには少なくないフェミニストの言動にも疑念を感じていて、かといって振り切って男性
の権利運動に関わる気にもなれません。自分がどうするべきかずっと決めかねています。

だからこそ迷うとわかっていて色々なことに首を突っ込んでいます。あの監督のように積極的に
迷いの種を拾いに行く行為は、主体性がありつつも主体性を失うし、思想を突き詰めようとし
つつも思想を迷わせるんですよね。だから私は共感したんでしょう。

でもそうやって迷うことは、自分の共感を抜きにしても肯定できることだと思っています。どちらか
の立場しか選べない(選ばせない)状況は、溝が深まるだけで好ましく無いので。あの映画でも
「なんで対立しなきゃいけないの?」という疑問は呈されていたと思います。長くなりましたが
以上です。

6:54 - 2018年7月29日
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