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現代思想 2018年7月号 特集 性暴力=セクハラ ―フェミニズムとMeToo―

「#MeToo」――沈黙を破る社会に向けて
「#MeToo」ムーブメントは性犯罪を「なかったことにする」社会をどのように変えられるだろうか。
「個人的なことは政治的なこと」をスローガンにしてきたフェミニズムの歴史と、性暴力にまつ
わる現在地をつないでいく。

[目次]

特集 性暴力=セクハラ ―フェミニズムとMeToo―

[インタビュー]
「MeToo」が忘れ去られても、語ることができる未来に向けて / 伊藤詩織

[討議T]
フェミニストたちの歴史をつなぐ / 牟田和恵+岡野八代 

[エッセイ]
彼らはビビっている / 武田砂鉄
「女の痛み」に向き合う / 雨宮処凛
平成の性暴力史を描く / 北原みのり

[暴力が起こる現場から]
少女が性的に価値の高いものとして商品化され、消費される社会から、「性暴力」を許さない社会へ / 仁藤夢乃
「声なき声」をつなぎ、報道する――「メディアで働く女性ネットワーク」が目指すジャーナリズムのあり方 / 松元千枝
「忘れられる権利」とソーシャルワーク――「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)が考える支援のかたち / 田口道子

[司法・制度]
性犯罪規定の改正が意味するもの / 後藤弘子
性暴力と人工妊娠中絶――優生保護法と母体保護法は何を「保護」してきた? / 大橋由香子
性販売者の非犯罪化のための試論――「性売買特別法」をめぐる争点とフェミニズム代案の模索 / イ・ナヨン(訳=林貞和)