ただし、バルト海の豪華フェリーで繰り広げられたこのアバンチュールが素敵なロマンスへと発展することはありませんでした。
「ヘルシンキの港に間もなく到着するとの船内アナウンスで目が覚め、慌てて服を着て自分の客室に戻りました。
でも、荷物をまとめている途中、彼が避妊しなかったことをハッと思い出したんです。今までは彼氏相手でもゴムがないと拒否していたので、一瞬顔から血の気が引きました」

文句のひとつでも言おうと再び彼の部屋に向かいましたが、すでに下船が始まっており、何度ノックしても反応はなし。
船内やフェリーターミナルを探しても彼の姿はなく、前夜教えてもらった電話番号は何度かけても相手は出ず、やがて着信拒否されてしまったそうです。
「まさかこんな場所で自分がヤリ捨てられるなんて思ってもいませんでした。帰国後、すぐに病院で検査して妊娠も病気もなかったからよかったけど、それまでは気が気じゃなかったです。
たった一度のあやまちが取り返しのつかない事態にならなく済んだのはよかったですけど、私にとっては人生最大の黒歴史。両親が知ったら卒倒するでしょうね(笑)」

そんなトラウマになりそうな体験をしながらもこの年末年始もイタリア一人旅に行く予定なんだそう。

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