国際ジェンダー学会 2018年大会 シンポジウム2 [2018/09/02, 東京・渋谷]

「男性学/男性性研究のゆくえ」

 これまでの男性学/男性研究は、1)構造としての男性支配・優位、2)「男性もまた抑圧され
ている」という「ジェンダー」による抑圧性、3)男性性の複数性と男性間のヒエラルキーの説明
という3つの軸で展開されてきました。本シンポジウムでは、こうした男性学/男性性研究の到
達点を踏まえて、男性支配をめぐる社会変化や「社会変革の担い手としての男性」を視野に入
れた今後の男性学/男性性研究の方向性について考えます。
 登壇者の3名からは、男性を問題化する複眼的視点や、男性性の複数性のもとでの男性支
配などを踏まえつつ、男子の社会化問題や男性運動の可能性について議論いただきます。
フロアの皆さんとの議論をとおして、社会構造の受動的な担い手ではない男性の実践の可
視化を試みたいと思います。

日時: 2018年9月2日(日) 14:00-16:30 
場所: 聖心女子大学 3号館1階 宮代ホール (東京渋谷区広尾4-3-1)
費用: 資料代500円 (大会参加費をお支払いいただいた方は無料)

■基調講演 14:05-14:35 多賀太(関西大学)
「男性学・男性性研究の視点と実践的意義」

■報告1 14:35-15:05 澁谷知美(東京経済大学)
「ここが信用できない日本の男性学―平山亮『介護する息子たち』の問題提起を受けて」

■報告2 15:05-15:35  川口遼(首都大学東京)
「男性学・男性性研究の課題−『男性の被害者意識』を中心に」

■コメント 15:45-15:55 海妻径子(岩手大学)、大倉韻(東京医科歯科大学)
■パネルディスカッション 15:55-16:25 <司会>山根純佳(実践女子大学)

公式HP: http://www.isgsjapan.org/program/program_2018.html
チラシ: https://pbs.twimg.com/media/Dk8sjpXUUAAb7ek.jpg:orig