■「おれの女になれ、と言われた」と泣きながら説明した

 被害女性は、早大にハラスメントについて相談したところ、指定の書式による「苦情申立書」の提出を求められ、今年6月に提出した。

早大広報課は「本件については、連絡を受けてから申出人と関係者との数回にわたる確認を経て
6月14日にハラスメントに関する書類を大学として受け取り、対応を進めております」と説明している。

 申立書などによると、被害女性は、創作の勉強をするため、2016年4月に早大の大学院である「文学学術院」の現代文芸コースに入学。

渡部教授が彼女の指導教官に就いた。
翌年4月、渡部教授は「おまえの作品をみてやるから」と2人きりの食事に誘い、東京・高田馬場の飲食店「カフェ コットンクラブ」で「おれの女になれ」と発言した。

被害女性は、その後ショックにより退学を余儀なくされた。

渡部は事実を概ね認めており、大学の処分を待って辞職する意思を固めているとのこと。