「満員電車ゼロ」が難題な理由、小池知事公約もかけ声倒れに
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180717-00174853-diamond-bus_all
2018年7/17(火) 6:00配信

小池都知事が東京圏内の満員電車ゼロを公約に掲げたのはおよそ2年前のこと。
しかし、朝の通勤ラッシュが劇的に変化したという話は一向に聞こえてこない。
満員電車撲滅の夢は、机上の空論に終わったのだろうか?鉄道ライターの杉山淳一氏に話を聞いた。(清談社 島野美穂)

小池知事は公約を果たすべく、東京都に『時差Biz(ビズ)』という制度を取り入れました。参加表明した企業が、社員に対し早朝出勤を促して、通勤ラッシュの時間帯をずらそうという試みです」(杉山氏、以下同)

しかし、この運動は満員電車の改善にはほとんど影響がなかった。
この制度は鉄道会社が主体となっていたわけではなく、あくまで個人のさじ加減でしかないので、当然の結果ともいえる。

 「たしかに、電車の本数を増やすことは満員電車の緩和につながりますが、
運行したのは昨年の7月11日〜21日の期間限定。
夏だけ混雑するわけではないので、年間通して走らなければ意味がありません。