>>149の続き

私は自分の介護をしてもらうために、パートナーと結婚するわけではないし、自分の生活を助けてもらうために、子どもが欲しいわけではありませんでした。

でも結婚というプロセスを経て「障害者の介護は家族がするもの」と思っている人が多いことに改めて気づき、ショックでした。

「絶対にそうなりたくない」と思った私は、家族が私を介護している姿をまわりに見せないように、と強く心がけるようになり、自分1人でできないことはヘルパーさんに頼ると決めました。

子育てでも同じようなことに直面します。

もともと私は子どもが大好きで、甥っ子や姪っ子を預かったり、フリースクールや小学校で働いたり、海外に留学して学童保育でボランティアをしたこともあります。いろいろな子どもたちと関わる中で、サポートがあれば、私も育児ができると思っていました。でも周囲は違ったのです。

(続く)