新型コロナ、若者が次々に重篤化 NY感染症医の無力感 2020年4月2日
s://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00119/040200012/?P=3&mds
はっきり言って、怖い。怖くなってきている。
というのも、今は感染症にかかって入院してくる患者さんが20〜40代ばかりだからです。
なぜかは分かりません。何も治療歴のない健康そのものの屈強な男たちがいきなり、急性呼吸不全(ARDS)になって
自発的な呼吸ができなくなり、重篤化、死に至るというようなケースを毎日のように目の当たりにしています。
呼吸状態を見て、血中酸素濃度の数値がある基準を下回った場合は、治験中の薬を投与することもします。
効く場合もあるのですが、重篤化している場合は全く効きません。
若い人を助けてあげたいけど、全然ダメ。かなり急激に悪化して、戻ってこない。
そんな場面が続くと、無力感にさいなまれます。
今回のウイルスはまだ分かっていないことが多いのですが、現場で感じるのは非常にたちが悪いということ。
感染力が高く、重症化すると助けることが難しい。大学病院が多く、研究データが豊富で感染症の専門家も多い
ニューヨークですら、こんな状況です。東京でもし同じ状況になったら、到底、対応できないと考えられます。
ps://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00119/040200012/?P=5&mds
症状はないけれども感染はしている人たちが多くいる可能性が高いのに、いまだに電車通勤をしているなんて
あり得ないことです。
「自粛」と言う言葉を使うからいけないのかもしれません。そんなことを言っている場合ではない。