>赤い月が近づくとき、人の境は曖昧となり、偉大なる上位者が現れる。そして我ら赤子を抱かん
>「血の穢れ」血の遺志の中毒者、すなわち狩人こそが、宿す確率が高いという
「血」と「赤い月」は同じことを引き起こしている
だけどキーになるのは「血」ではなくやはりそこに乗る「遺志」だと思う
上位者の赤子を抱く=進化のための種を宿すのは血の中毒者ではなくその遺志の中毒者
血は遺志と呼ばれるものの容れ物、触媒に過ぎないそれ自体は不要なもので、だけど遺志を得るには容れ物となる血が必要だった
人血の輸血は獣性を目覚めさせ、人ならざる者の血は発狂を引き起こした
人体を作り変えてしまえばそれはある程度適応可能だったけど、ウィレームは人として伍することが目的だったので情けない進化だと批判した
メンシスの儀式に関するゲーム内の手記で、唯一のヤハグル側のものは赤い月ではなく「青ざめた血の空」に喜んでいたのに対して
被害者側らしきものは「赤い月」を恐れる書き方だったって差があったのはこれが理由なんじゃないだろうか?
獣性を高める人血の月なんてメンシス学派からしたらどうでもよくて、空を遺志で満たした状態が作れたらそれでOK
教室棟を見た彼らはローレンスの月の魔物に固執していたから、同じやり方をしようとしたというだけ
それが上位者へのアプローチになると信じていた
恐らくは呪いの根源である死んだゴースの遺志への
メルゴーに貰った脳みそは失敗作だったから、最早メルゴー自体も含めて全てはゴースへの釣り餌にしてたんじゃないか
もしかしたら乳母に手記にもあった上位者狩りをさせようとしてたのかもね