もうひとつトゥメル人の関与を示すのが、メルゴーの乳母の姿。

彼女はよく「鴉羽のアイリーンと似ている」と言われるが、
もうひとり、アイリーンと近い戦い方をする者がいる。
分離して二刀となる曲刀を振るい、突進からの切り開きなど、アイリーンやメルゴーの乳母に近い戦闘スタイルを持つ者。


トゥメルの聖杯ダンジョンに登場する「トゥメルの末裔」だ。


メンシス派は地下遺跡においてトゥメル人と接触。その一派を協力者として取り込んだ。
最初に脳味噌を喚び出して失敗、トゥメル人の協力者を得て再誕者を喚び、遂にメルゴーの乳母という護衛者を喚び出した。
しかしそれは、メルゴーをメンシスに差し出す形になった。女王ヤーナムの意志とは異なるものだったのだろう。
だが今や女王の護衛と思われる「ヤーナムの影」たちすら、女王とメルゴー奪還に積極的ではない。
故に女王は枷をはめられ、ただ涙を流す。

…というような考え方もあるんじゃないかな。
月の魔物についても、こちらも考えている所があるので、機会を見て投げてみたい。
よかったら考察の隅っこにでも載せて貰えると嬉しい。

以下は今回の内容について考えている間に出てきたアレコレ。

A) ヤーナムの影が危機になると触手をぶちまけるのは、トゥメル人の戦闘スタイルとしてどうだろう? メンシス経由で得たイズ能力?
B) メルゴーを人質にされトゥメル人が協力させられている可能性は?
C) アイリーンの戦闘スタイルはトゥメル人に遡る可能性。ただし地下ゆえ鳥葬との相性は悪い。
D) あるいは、メルゴーの乳母こそがトゥメル人の護衛者として古代から存在し、トゥメルの末裔の戦闘術は彼女に倣ったものなのかもしれない。
 これだと「何故上位者がトゥメル人の戦闘術を身につけてるの?」という疑問も解決する。
 その場合「乳母」はメンシス派が召喚したのではなく、トゥメルから借り受けたということになるか。
E) 戦闘術については、「乳母」はトゥメル人が上位者に変態したもの、という可能性もある。ロマのように。