困ってほどではないかもしれんが、面倒なPLの話を愚痴らせてくれ

Dはデータ面演出面共に、とにかく俺ツエ―俺最強俺全能って感じのプレイングがしたい奴。
GM相手にはシナリオや話の流れを無視して自分語り、隙あらば自分カッコイイロール。
適度に流して進めれば文句は言ってこないし他sageとかはしないもんで、俺が対処すればいいかと思ってそこそこ長い付き合いになった。

ただ最近気づいたんだが、Dって俺ツエーしたいだけで、それができればシナリオは何でもいいんだな。
俺はGMすることが多くてシナリオも厳選して、みんなが楽しめるようにキーパリングしていたんだけども
Dにとってはそれどうでもいいんだなってことに最近気づいたんだ。

契機になったのはFEARシステムにDが参加したとき。
希望HOはあるかと聞いて、Dの第一希望が通ったんだけども。DはHO全く読んでなかった。
登場するヒロインや、冒頭どんなシーンになるのかを全く考慮せずキャラを作ってきて、
ヒロインの容姿や性格指定できるよって言っても『あーデフォルトでいいよ』ってだけ
それでセッション始まったら、ヒロインの設定全く読んでないからHOと矛盾する行動ばっかりする。最初はヒロインと喧嘩する流れだったのに全然喧嘩してくれない。なんか賢者みたいな哲学者みたいな大仰なセリフ回しでヒロインを肩透かししまくる。「自分のキャラは感情的になったりしないよ」とか言われたので、ヒロインが勝手にキレて終わりに(ここは俺のコミュ力が足りない点もあった)
DのPCは「はあやれやれ。仕方のない奴だ」で終わり。事前にHOで伝えた通りヒロインは行方不明になるんだけども、Dは全く気にせず自分語り。ヒロインがいない間に自分がどんなすばらしい活動をしていたかを語る語る。いなくなったヒロインを探すシーンなんだけどね…
その後もHO1故に用意された葛藤のシーンとか精神的に迷ったりするシーン全部無敵ロールでやり過ごす。
結局俺はシナリオ通りよりも円滑に矛盾なく進める方に舵をとり、頑張ってヒロインを助けるシーンがDの無敵パワーで悪役ボコボコにしてキャー素敵―という終わり方になった。
セッション自体は円滑っちゃ円滑に終わった。ただ、俺のやりたいことは全くできなかった。
GMとしてやらにゃならんことはできたとは思うんだが、俺自身は楽しめなかったんだわ。
Dは自分が好きなプレイングができたらシナリオとかなんでもいんだなって思ってもにょった話でした。