>>703
ハッカーを「スキルレベルを示す標語」と考えると、「それなりのスキル持ち」だと解釈できる。それはいい、それ自体は。但し、セキュリティ分野では「自分の能力をどっちの方面に使うか?」が非常に重要。マジンガーZじゃないけど、相応のスキル持ちは「善玉」にも「悪玉」にもなれる。

凄腕セキュリティEgが居るとして、会社組織でそれなりの給料貰ってモラル維持できていれば、大抵はその能力を「善玉(セキュリティ)」に使ってる。が、野に放たれてモラルを失し、反社会的な生業を「是」とするようになると、それは「脅威」となる。ITセキュリティ技術ってのは、表裏一体なんだよ。

その意味で「ハッカー」という単語はどちらにも振れ得る怖い指標。だって、モラル維持してる「善玉」なら、自らを「ハッカー」呼ばわりはしないからね、彼等は自らを「セキュリティEg」と呼ぶ事の方が多い。そうでない人(どちらに振れるか分からない人/or/ダークサイドに堕ちた人)は、自らを「ハッカー」と称する事が多い印象。

セキュリティEgの立場としては、「不安定なモラルの状態でスキルのみ突出した人」は怖い存在と言わざるを得ない。だって、自らを「ハッカー」と称する事自体、他者に対する「マウント感」を感じるし、その「マウント感」を満足させる為に、安易に「自らのスキルを誇る行為(感染とか乗っ取りとか)」に転びかねない危惧を感じる。

だから、「ハッカーはヤメて、セキュリティEg(こっち側)に来て」って思うんだよな。
正直俺だって「職」を失って金に窮すれば、いつでの「あっち側」で稼ぐ自身はあるもの。やらないけどね。