>>656
そもそも光沢液晶が妥協の産物だからねぇ。だんだん無くなっていくのはしょうがない。

CRT時代はガラス表面に強力な反射防止のコーティング(ARコーティング)がされてグレアが発生しないようにしてたけど、
液晶の大画面に使うには高額になる&ガラスの薄い液晶にコーティングするのが難しくて当初はできなかった。
かわりに白っぽくなるけど、簡易で安い凹凸のフィルタを張り付けてグレアを防止した液晶ばっかり売られてた。

そこに登場したのが光沢液晶。
まともなグレア対策がされてないから、鏡のようだと言われようが発色最優先。見た目は奇麗。
白くない液晶として大々的にい宣伝されて売られたのでインパクトもあって良く売れた。

しかし、時代とともに液晶用のガラスに塗布できて安価なコーティングの開発が進むと鏡問題も解決。
光沢液晶よりまともなコーティングでグレアを防止しつつ、凸凹フィルタのように白くならない液晶を作れるようになった。
こいつは登場当初は、ノングレアと書くと旧式液晶と区別できないから、ハーフグレアとかいう変なマーケティング用語で売られていた。

今では意味の分からないハーフグレアなんて用語も廃れてきて、普通にノングレア=ちゃんとコーディングされた液晶になってる。
もう光沢液晶は時代遅れで、売り上げにつながる宣伝文句じゃないから使われなくなってきている。