追悼も込めて
森田童子「男のくせに泣いてくれた」
夢の様に儚く私の記憶は
広告写真みたいに悲しく通り過ぎてゆく
淋しかった私の話しを聞いて
男のくせに泣いてくれた
君と涙が乾くまで
肩抱きあって寝た
優しい時の流れはつかの間に
いつか淋しい季節の風を
頬に知っていた