「シューゲイザー」という言葉がメディアで初めて使われたのは、
1990年初頭にイギリスの音楽誌『サウンズ』に掲載されたムースのライブについての批評記事上である
[2]。このライブでムースのボーカル、ラッセル・イェーツは、
曲の歌詞を憶えられずステージの床に貼り付けた歌詞カードを見ながら歌唱・演奏していた。
その光景はまるで靴を見つめているかのようであり、
それを見た同紙の記者が前述の記事内で「シューゲイザー(靴を見つめる人)」と表現した。
そこから一部のメディアが揶揄を込めてシューゲイザー(シューゲイジング)と呼ぶようになったのが始まりである。