106 名前:名無しの道化 ◆pierrot.yQ0Q [sage] :2019/01/03(木) 18:52:37.59 0
「明けましておめでとうございます!」
「おー、あけましておめでとう。よく来てくれたなお前たち」
 年が明けて、日が昇った頃。
息子夫婦とその子供たちが元気のいい挨拶と共に、おじいさんとおばあさんの家へとやって来た。
にこにこと満面の笑みで出迎える二人。
「さあさ、はよう入りなさいな」
「おじゃましまーす!!」
おばあさんに促され、家の中へと入っていく息子家族。
「うお、餅だ!」
茶の間へと入った孫が声を上げる。
後から歩くおじいさんとおばあさんは、満足げな笑みを浮かべながら孫を見れば、キラキラと目を輝かせて餅に視線を注いでいた。
「どうじゃ! このじいちゃんが突いた餅じゃぞ!」
「食べたい食べたい!」
「はいはい、じゃあさっそく焼いてこようかね」
「ばあさん、みんな腹空かしちょるんじゃから急げよ!」
 わいわいと賑わいに包まれながら、今年も一年が始まった。

「じいちゃん、僕も餅突きしたい!」
「うっ……いや、それは……」
「……も、もう少し大きくなったらね……」
「えー! なんでなんでー!?」
 謎に包まれた餅つきへの追求をかわすと言う、新たな難題がおじいさんとおばあさんに生まれたのはまた別の話……