おはようございます。木曜日です。
昨日は会社に行く途中、民家の庭先にアネモネの鉢植えを見かけました。
オレの名の花。
もう春でございますな。

 夜はねむい子にアネモネは睡い花 後藤比奈夫

先日スティーヴ・ライヒ「八重奏曲」の話がでましたが、
実はライヒは実験音楽家としても有名です。
あくまでミニマルミュージックの枠の中ではありますが、
こういう前衛的な曲を書いてます。
Pやんは知ってるかな?

 Pendulum Music Steve Reich 1968
 https://youtu.be/fU6qDeJPT-w

ペンデュラムは振り子のこと。
マイクを振り子に見立て、真下にはスピーカーが置いてある。
マイクが振り子運動をすると、スピーカーに近づいたり離れたりしながら、
ハウリングを起こすわけです。
そのハウリングの規則的な音をミニマルミュージックとして提示している。

こういうハウリングを利用した現代音楽というのはほかの作曲家にも作例がありますが、
そのなかでも優れたものです。
この動画でも、振り子の運動が徐々に静まって最後はドローン的になっていくあたり、
たいへん秀逸だと思いますにゃ。

それでは、Pやん&みなさま、よい一日を。