カラムナリス病(尾ぐされ病・口ぐされ病)
【 症状 】
初期症状は、感染した箇所が赤く充血したり淡黄色や白色の斑点が出ます。
ほうっておくと病気が進行し、ヒレや尻尾が溶けるように腐っていきます。
感染する場所によって『尾ぐされ病』や『口ぐされ病』と名前が分けられていて、
『口ぐされ病』の場合は、口元が白くただれたような症状が起きます。

【 原因 】
原因菌は『カラムナリス菌』と呼ばれる細菌です。
この菌が熱帯魚に感染して発病するのですが、この『カラムナリス菌』は『松かさ病』
の原因となる『エロモナス菌』と同じく水槽内に常時生息している【常駐菌】です。 この常駐菌が、
『水槽環境の悪化』『過密飼育などによるストレス』
『他魚とのケンカによる外傷』などで弱ってしまった魚に侵入して発病します。
【 治療法 】
この病気は感染力が強いため、感染魚を別の水槽に隔離するのがベストです。
治療法としては、初期の状態であれば0.5%濃度の塩水で塩浴させてあげれば完治する場合もあります。
塩浴による効果がない、または病気が進行してしまっている場合は、
市販薬による薬浴治療がメインとなってきます。 使用する薬としては
『グリーンFゴールド』『エルバージュエース』などが効果的です。