「さあ、満男、お前も一人前だ。一杯行こう」
「いただきます。ブッ、グフ、ウイ〜」
「何だおい〜、酒の飲み方から教えなきゃなんねえのか、いいか?
まず、片手に杯を持つ、酒の香りを嗅ぐ、
な?酒の臭いが鼻の芯にず〜んとしみこんだ頃おもむろに一口飲む、
さあ、お酒が入っていきますよと言う事を五臓六腑に知らせてやるんだ
そこで、ここに出ているこのつきだし、これを舌の上にチョコッと乗せる
これで酒の味がぐ〜んと良くなる。それからチビリ、チビリ、
だんだん酒の酔いが体に染透ってくる。それを何だお前、駆けっこして来た奴が
サイダー飲むみたいにぐ〜と飲んで、胃袋が驚くよそれじゃ。わかったか?」
「さて満男、何でも聞くか。親にも言えない悩み事があるんだろ、
なんだよ、思ってる事スッと言え、伯父さん何聞いたって驚かないから」