おはようございます、水曜日です。
昨日の朝は、わけがわからん事件が起こっていました。
子どもを巻き込む事件ばかりで、滅入ります。
あんなニュースを見ると、うちの子もほんとうに心配になってしまう。

さておき、今朝はこれ。

 Arthur Honegger - Pacific 231
 https://youtu.be/wS6XAjd-9h8

こないだPやんがクラフトワーク「Trans Europe Express」を選んでいましたが、
あの曲の発想の元になっているクラシックです。
アルテュール・オネゲルというフランスの音楽家が1923年に作曲しました。

「Pacific 231」は正式には、「Pacific 231 ou Mouvement symphonique no.1」
日本語に訳すと「パシフィック231 交響的運動 第一番」となります。
で、パシフィック231とはなにかというと、当時の蒸気機関車の車軸の配置軸数を示した語でふ。

チューバの群れがゆっくり上下しながらはじまるイントロから
徐々に蒸気機関車が速度を上げていく様子、
最後の爆発的な運動のはてにある金管が破裂しまくる終結部など、
ものすごくかっこいい。

オネゲル自身はこれを、標題音楽、蒸気機関車をイメージした描写音楽の類ではないと否定してましたが、
実際にこんなタイトルをつけたところからすると、そんなことはなかったはずですw

汽車、自転車、自動車、飛行機といった乗り物のイメージが音楽や文学に与えたイメージは、
かなり深刻なものがあって、それぞれの乗り物について
たぶん芸術史の本が1冊ずつ書けるくらいじゃないかと思う。
誰か書けばいいのにって思います。

それでは、Pやん&みなさま、よい一日を。