TAKAHIRO氏のことに限って言えば、
やはり彼は彼なりにかなりのエネルギーを使って変わろうとはしてるんじゃないかな。

それはやはり、これまでのあれこれの所業が(やや周囲によって増幅されてるとはいえ)、
彼をハナからまったく評価しない/できない雰囲気を作ってしまってて、
その壁の厚さに彼自体が屈したってのはあるだろうと思う。

以前にも書いたけど、
彼にとってレイ氏は、これまでの女たちの集大成のような亡霊ですからな。
まったく歯が立たないかもしれないけれど、その予感が強まれば強まるほど、
レイ氏に関わらざるを得ない。
そして、ひとりで彼なりに真摯に対峙しないといけないって気分になる。
何回も逃走したい気分になるんだけど、
また怨霊に声をかけられると初心を取り戻して戻ってしまう。

それが、これまでの女たちの供養になるし、
これからの「新しい自分」の基礎になるはずだっていう、
そういういくぶん悲愴な決意がありそうですな。

彼はこの怨霊との七転八倒を、
オレらに見て欲しくはないが、しっかり見て欲しいのじゃないかなあ。
こういうやり方しか思いつかない、不器用なひとなんだと思いますがな。