おはようございます、火曜日です。
ひとつ歳をとっただけでもなんだか気持ちがしんどくなります。
ていうか、身体が重い。
10年前は、目が覚めたらすぐ動けてたのに、
最近はエンジンかかるまでにけっこう時間がかかりまする。

今朝はこれ。

 Photek - KJZ
 https://youtu.be/q6xMLfbKqSs

Photekの1枚目「Modus Operandi」(1997)から。
90年代後半、イギリスのレイヴカルチャーは終焉を迎えつつあって、
そのなかでジャングルは、よりシリアスにドラムンベースへと変容していきます。
この時期にドラムンベースは多数の傑作が生まれるんですが、
Photekのこのアルバムは、この時代のドラムンのほとんど決定版のような作品です。

ほんとうに研ぎ澄まされた、無駄音が一つもないミニマルなドラムンベースで、
しかも独特なオリエンタリズムと抒情性がある。
彼は日本のアニメや時代劇が好きで、サンプリングでも取りいれてます。
Aphex Twinが主宰した[Rephlex]一派が、ドリルンベースという
過剰で飽和した高速ビートを追求したのとほとんど対照的です。

いまになって、この頃のドラムンベースがまた脚光を浴びつつあって、
イギリスのナイトクラブでも四半世紀前の音源がまた回されるようになっています。
オレ的には、とても興味深い流れではあります。

それでは、Pやん&みなさま、よい一日を。