おはようございます、土曜日です。
やっとおやすみ、ひゃっはー。

今朝はこれ。

 Gavin Bryars - Jesus' Blood Never Failed Me Yet
 https://youtu.be/FmkC_leNM7M

「The Sinking Of The Titanic」(1975)から。
ギャビン・ブライアーズはイギリスの作曲家で、
UK・ミニマル・コンテンポラリーの中心におるひとです。
ブライアン・イーノが主宰してた[Obscure]っていうレーベルから、このアルバムもリリースされてて、
アンビエント・ミュージックの文脈で語られることもあります。

20秒くらいの、
じいちゃんの唄う「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」というフレーズを
延々25分くらいリフレインするだけの曲。
弦楽はそれに寄り添ってるんだけど、だんだん抒情的になっていきます。
(アルバムタイトルからわかるように、沈没していくタイタニック号で、
最後まで乗客を落ち着かせるために演奏を続けた楽団員をイメージした曲です)

ブライアーズがこれでも足りなかったようで、
CDメディアが世間に出回るようになって新録音をリリースしましたが、
それは70分以上繰り返してます。
そして、この新録音にはトム・ウェイツが歌っていたりします。
彼の千鳥足を踏んでるような、でも痛切な歌声が、
70分以上続くこのリフレインの後半にあらわれる。

まあ、誰もが素晴らしいと思う音楽ではないことは認めるけれど、
とても美しい音楽だと思う。

それでは、Pやん&みなさま、よい一日を。