おはようございます、水曜日です。
ベランダの気温が9度になってますた。
あさってが立冬なんですよなあ…

今朝はこれ。

 Carole and Tuesday - round & laundry scene
 https://youtu.be/PJRnNfQGsuE

アニメのワンシーンなんですけども。
渡辺信一郎という日本を代表するアニメーション監督が関わった
「キャロル&チューズデイ」というアニメから。

ミュージシャンを目指す女の子ふたりの、未来の火星を舞台にしたSFですが、
すごく同時代的な内容の話でふ。
地球は戦乱にまみれていて、そのせいで火星には難民や移民がどんどん入ってきてる。
キャロルは移民のみなしごで、チューズデイは移民排斥を訴える政治家の娘。
音楽が好きなふたりが出会って共同生活をしながらプロデビューを目指すって話。

このお話の世界では、音楽はAIが作るようになっている。
たとえば、アーティストの動きや表情、バイタルデータを逐一記録し分析し、その心理まで読んで、
それにマーケティングデータなどと合わせることで、アーティスティックかつ売れる音楽を自動的に生み出せるようになってます。
そんな手法が一般化した世界で、むしろアーティストたちが主張に独自性を出すと
すぐに政府が弾圧はじめるような、かなり窮屈な世界です。

そのなかでこのふたりが音楽づくりをするシーンが、とても細かく描かれるんですよね。
最初は足踏みから、鼻歌とハミングでメロディが少しずつ出来て、チューズデイが言葉を重ねる。
ディストピア寸前の世界でも、彼女たちの生活のなかには音楽が根づいている姿が描写されてて、
見ててほんとうに楽しい。
このコインランドリーのシーンとか、もうほんとに素晴らしいと思う。

それでは、Pやん&みなさま、よい一日を。